十返舎一九さん生誕250年
2015/09/12(土)
今年2015年はいろいろと大きな節目の年です。
・戦後70年
・徳川家康没後後400年
・琳派と呼ばれる日本の伝統的な表現の流派が始まって同じく400年
  琳派について。よくわかるショートムービーはこちら↓
https://youtu.be/rUCq2Do0Pyw
・その琳派を大きく発展させた尾形光琳没後300年  (風神雷神が有名)
まだいろいろとあるかと思いますが、現状を考えてもいろんな意味で、過去を振り返り、
次を考えなければならない年なんだと思います。
そしてもうお一人、丁子屋にとってとても欠かせない人物が
十返舎一九さん!
彼の生誕250年の年でもあります。しかも今日9月12日は彼の命日。(さらに丁子屋14代目の誕生日でもある。)
分かりやすくご説明すると

・静岡市出身
・日本で初のプロの作家さん
・「東海道中膝栗毛」を作る(1802〜)、以降何十年も売れ続けた超ロングセラー
・「弥次さん・喜多さん」の生みの親
・作品中に「丸子宿でのとろろ汁」のワンシーンがある
・主人公の弥次さん、喜多さんは作品中とろろ汁を、とろろ屋店主と女将の夫婦げんかに巻き込まれ、とろろを食べてない
などなど
なぜ食べさせなかったかは諸説あると思いますが。
(14代目的見解)

当時は今ほどの情報はなく、浮世絵や俳句などはその土地のことを知る重要な情報源だったと考えられます。(今は手のひらの中で世界中のことが瞬時にわかるけど、昔は情報ってすごく貴重だったんでしょうね)
色々な作品を通して、「まだ行ったことがない景色」を、「食べたことのない名物」を想像し、思いをはせていたんだと思います。
もちろん「東海道中膝栗毛」もそう。
静岡市出身の一九さんは、当然地元静岡の「とろろ汁」の味は知っているはず。
そのおいしさを最大限伝えるには・・・
人って「見ちゃダメ」「食べちゃダメ」と言われたら見たり食べたりしたくなりますよね。

そんな気持ちを利用して、主人公の弥次さん喜多さんにあえて地元の味を「食べさせない」ことで、読み手に「あれ?!弥次喜多食べてね−じゃん!これは一回行ってたべてみたいね〜」という気持ちにさせたのではないでしょうか?
「食べさせない」ことで「おいしさ」を読み手に自由に想像してもらう。
そんなことを狙ったんじゃないかと勝手に考えています。

長くなりましたが、そんな一九さんの今年が生誕250年であり、命日である日が今日なんです。
感謝を込めてこんな記事を書いてみました。
十返舎一九さんについて(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E9%81%93%E4%B8%AD%E8%86%9D%E6%A0%97%E6%AF%9B

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