350年前の天和の高札、特別展示
2016/02/08(月)
丸子宿に残る約350年前の高札を宿場祭りに合わせて特別展示いたします。


高札とはその地を治める領主が、法度や掟書きを人目に付きやすい場所に掲げて、周知徹底を図ったものです。室町時代より全国的に広まったようです。

今回展示する「天和の高札」は天和2年(1682)5代将軍綱吉が今まで様々だった高札を統一して、各宿場に掲げました。

以下の5枚から成ります。
@ 宿駅法度制度(伝馬人足員数、積荷重量制限、人馬駄賃、荷物の取り扱い、違背の時の罰則 など)

A 忠孝奨励諸法度札(忠孝に励む、生活は倹約、博打禁止、年季奉公の期間は十年以内 など)

B 毒薬にせ金など禁制札(毒薬にせ薬売買禁止、金貨一両は銭四貫文、銭の鋳造禁止、買占め売り惜しみ禁止、職人の賃上げなどの団体交渉禁止 など)

C 切支丹禁制札(司祭・宣教師・信者の者を見つけたら連絡のこと、褒美を与える など)

D 火事場禁制札(火事場へは関係者以外立入禁止、火事場で拾った金銀・諸物は奉行所へ持参すること など)
この年には、朝鮮通信使(七百五十人の大編成)が将軍奉賀に来日しました。「天和の高札」の掲示は、国威を示す一環を担ってもいたようです。

郷土の歴史研究家近藤氏により復元された丸子宿の高札場

丸子宿には五点のうち『宿駅法度制度』『忠孝奨励諸法度札』『毒薬にせ金など禁制札』の三点が現存しています。
今回の展示は『忠孝奨励諸法度札』の現物です。

その後すぐ使用された「正徳の高札」は資料館などでよく見かけますが、三十年余りで取替え御用済みになった「天和の高札」は大変珍しく、展示品のほか二点も、地元で大切に保存されています。             
 (郷土史研究家:毛利尾)

http://chojiya.hanjomo-site.jp/05_news_detail_2369.html
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